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土建屋だけが儲かる?-2

エントリ「土建屋だけが儲かる?」の続きです。時間が空いたので別エントリにしました。
本当に夜明けに書いている、うp主です。

公共財の購入の場合、
1:公共財の質
2:高貯蓄性向による効率性の低さ
が問題になってくるというのが前回の締めでした。

まず1.の公共財の質としては、経済の理論上は別に穴を掘って埋める仕事でもかまわないのですが、現実の国家運営という観点では、限られた予算内でより国家の価値を高めるものを取得したり、国民の命を守るものを取得が求められます。
これが、いわゆる「ムダ」問題と直結してきます。過去、政府は支出額を優先するあまりに、内容の精査を怠って、いわゆる「ハコモノ」を作ってきてしまった。「ムダ」批判とは、本来その内容に向けられてしかるべきものだったわけです。それを「癒着」の問題と混乱した上、どこかで「公共財にこれほどの額を支出することはけしからん、なぜならば私たちの税金を役人が勝手に使うのはけしからんからだ!」という議論へすり替わってしまったので「公共事業=悪」という認識が定着していった。結果、公共事業そのものがタブーになってしまい、少なくとも直接利害のない国民に対して、政治家が大声で呼びかける性質のものではなくなってしまった。ある事業の対案として出てくるものが「やらない」という否定だけになり、やらない、ムダだと言えば拍手、という形になってしまった。こうした流れの中で、国民は選挙で「質の優劣」を精査する機会を失ってしまったのではないかとすら思います。

そして2.の貯蓄性向の問題ですが、日本のように貯蓄性向が高い国は、前回の図の「貯蓄」に回るお金が少ない、つまり経済の波及効果が低い、という問題を抱えています。しかし、貯蓄性向の問題は「経済対策」のみに起こる現象ではありません。日本にあるのはすべての商取引の波及効果が低い、という問題であって、「貯蓄性向が高いから波及効果は小さい。だからこの政策はダメだ」というのは論として成り立ちません。そもそも不景気の状況下で「政府が出したお金を確実にGDPへ反映する」方法としては、出した分のお金で政府が財・サービスを買ってしまうのがもっとも効率的な方法です。なにせ、支出額Xが購入金額である以上、支出額は100%の効率でGDPへ投入されるからであり、どんなに波及効果が小さくても1を下回ることが理論上あり得ないのです
公共事業以外にも、政府がマネーを投入する方法はいろいろとあります。しかし、支出額=GDPへ100%直接投入される選択肢はあまり多くありません。これが例えば定額給付金では、直接的な消費率は6割と言われています。支出2兆円の4割は、市場にタッチすることなく貯蓄に回ってしまい、全額分はGDPへ寄与しなかったわけです。(但し、調査や審査のいらない、もっとも素早く家計にマネーを投入する方法として初期対応に回る役割の政策であることは加味すべきです)
また、貯蓄性向が高い、という病を抱えたままで全体的な減税や手当てを闇雲に行っても、GDPへの寄与という面で公共財購入に比べて効率が悪いことが指摘できます。この点、エコカー減税や住宅ローン減税は消費へのインセンティブとしての税引きであることから目的は明確なのですが、例えば子供手当てを経済の観点で見ると、正直「高い貯蓄性向という病へ、量で勝負」という姿勢にしか見えません。
結局、貯蓄性向の問題は先に指摘したように日本全体の問題であって、少なくとも短期の経済政策の枠組みの中で解決すべき問題ではありません。そうした取り組みは、できれば好景気の時にじわじわと行っていただきたいものです。

まあこのように、2回に渡って書きましたが、纏めるとなんということはない、景気が悪いと政府がお金を使うことが贅沢のように思えたり、受注者ばかりがズルく見えるかもしれませんが、まず公共事業を選択肢に入れるのには、GDPへ100%反映できるという理由があるんだよ、そしてお金は廻るから、誰かが儲かればその分市場に波及するんだよ、そうしたマクロな目的がある以上、国民が気にするべき「ムダ」は「公共事業の品質」であって「額の大きさ」ではないよ、というお話でした。


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